ONE PIECEが好き!剣豪が大好き!!かなり剣豪に偏った腐り気味(気味?)なブログです。時々おおきく振りかぶったりもしてます(笑)
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は~い、振りのSSでっす!
ハナベでっす!!
このところハナベがいいよ!!ってんで、振りといえば
ハナベになってまいりました(爆)
ちょっと長いです。
何でかと言うと、もともと3話分くらいで書いたからです。
まあ、3回に分けなくても一気にアップすりゃ手間も無くていいか、
ということで、一気にいきます。
大丈夫、OKよ~~って方は
続きからどうぞ!
『大切な君』
楽しみにしてた。
「今度の日曜に家族みんなで出掛けようなんてうっとおしいこと言うから、俺パスって言ったんだ。そしたら怒る怒る。有り得ねぇよなぁ。」
「行くのか?」
「へ?」
「お出掛け。」
「まさか、行かねぇよ。」
「…じゃあ…その日俺、お前んち行ってもいいか?」
「…え?」
期待するなと言う方が無理だろ、この場合。
うちに誰もいないと分かってて、うちに来るんだから。
だからホントに期待してたし、楽しみにしてた。
なのに。
阿部のヤツ、うちにはもの凄いしかめっ面でやって来て、
部屋に入るとベッドの端に座り、側に置いてあった野球雑誌を読み始めて…
「あの…阿部?」
「…何だよ。」
「…いえ……何も。」
不機嫌のオーラをまとった阿部に、これ以上近付くことなんて出来ねぇって(泣)
今は三橋の気持ちが良く分かる。
いやいや、期待した俺が馬鹿なんだよな。
何しろ阿部はめちゃくちゃ照れ屋で意地っ張りで。
多分…俺が思っている以上にずっとずっと。
今のこの状態が、阿部の精一杯なのかもしれないな。
…可愛い…阿部のヤツ(笑)
ちょっとだけ、いたずら心に火が点いた。
「その雑誌、先月号だよ。今月号はあっちだな。」
「え?どこ?」
「その脇にある本棚。」
ベッドの脇にある小さなボックスケースを指差した。
阿部が覗き込む。
「どこだよ。ねぇぞ?」
「あれ?そんなはずないけどなぁ。」
俺も覗き込む。
「ねぇだろ?」
「ホントだ~どこやったっけな~。」
わざとふざけた言い方をする。
阿部がムッとして俺の方を見た。
「何だよ、お前っ……!!」
阿部の顔が一瞬にして真っ赤に染まった。
そりゃそうだろ。
すぐ目の前に俺の顔があるんだから。
「何?どしたの?」
更に顔を近付けると阿部はそのままフリーズしてしまったかのようで。
俺は胸の中でニヤリと笑って、
「そんな顔してっと、キスしちまうぞ。」
と、何食わぬ顔で言った。
阿部が声にならない声で何やら叫んでいる。
まあどうせ、
「何考えてんだ!?」
とか、
「エロ坊主!」
とか(否定出来ないし)、
言ってんだろうけど。
真っ赤な顔で騒いでも、可愛いだけだから逆効果なのに、本人気付いてないからなぁ…。
ごめん、ごめんと言いながら、ちゃんと今月号を差し出す。
阿部はひったくるように雑誌を取り、背中を向けてしまった。
怒らせちゃったかな、やりすぎたか。
でも、
キスしたいのは、ホントなんだけど。
小さくため息をついて、なんか飲み物でも持ってくるか、と立ち上がりかけた時。
「…いい…よ。」
「え?」
背中を向けたままの阿部。
「阿部、なんか言ったか?」
ゆっくりと阿部が振り返った。
俯いているから表情までは分からないけど、顔が真っ赤なのは分かった。
「花井が…キス、したいなら…いいよ。」
「!!」
心臓が、バクンッと鳴った。
聞き間違い…じゃない?
今阿部なんつったんだ?
キスしていいって…ええっ?!
「えっと……阿部?」
「何回も言わすんじゃねぇぞ。」
ええーー?!
何で不機嫌オーラが出てるんですか、阿部くん(泣)
ちょっと凹みつつ、座ったままで阿部に近付いた。
短い沈黙。
だけど、すごくすごく長く感じた。
唾を飲み込む音が、ゴクリと生々しく聞こえた。
阿部の肩に手を触れる。
ビクッと揺れた。
途端。
ガバッと顔を上げて阿部が言った。
「やっぱ……なしっ!」
「はぁ?」
ジタバタと真っ赤な顔で何やら抵抗を始めた。
俺としては、
当然キスしたいし、ここまで煽られて引っ込みなんかつくかって思うし。
でも、
阿部がちゃんとちゃんと、そうしたいって言ってくんなきゃ、
そうでないと意味がないような気がしてて。
それから…
何より阿部に嫌われたくなくて。
ふうっと天井を仰ぎ見上げて、ガチガチに緊張していた身体の力を抜いた。
「そうか、分かった。」
ニッコリ笑ってみせた。
「俺、阿部が嫌なことはしねぇから。」
阿部の髪に手を触れて、ゆっくりと撫でた。
「ごめんな。」
そう言うと、阿部が上目遣いで俺を見た。
何だかちょっと、機嫌悪そうなのは気のせいか?
「花井は…」
「え?」
キッと睨むように俺を見る阿部。
「いつも余裕があって、大人なんだな!」
「はあ?!」
何だよそれ、意味が全然分かんねぇけど?!
「花井は…花井は…俺とキス…したくねぇのかよ…。」
「そりゃしたいけど、阿部が嫌なら…」
「だからっ!!」
阿部が俺の腕を掴む。
「それが大人だっつってんだよ!!」
な…何?
阿部の言いたいことが今一つ分からずにぱちくりしていると、
阿部は手にグッと力を入れた。
「いっつも花井は余裕あって、俺みたいに…いっぱいいっぱいじゃなくて…」
「え?」
阿部は…いつもそんな風に思ってたのか…。
なのに俺は…阿部のこと、全然分かってなかったんだな…。
阿部は俺の胸におでこをくっつけた。
「俺ばっかジタバタしてて…カッコわりぃ…」
「…んなこと、ねぇよ。」
ハッと阿部が顔を上げた。
「気付いた?」
阿部が確かめるように、そっと俺の胸に手を当てた。
「俺だって、いっぱいいっぱいなんだよ。」
バクバクと鳴る心臓は、阿部に俺の気持ちを伝えるのに十分だった。
俺も。
阿部も。
いつもいっぱいいっぱいで。
上手く普通に出来ない阿部は不機嫌で、
阿部に嫌われたくない俺は必死で普通にしてたんだ。
俺達、
なんか空回りしてたんだな。
そう思ったらなんだかおかしくて。
フフッて笑ったら、阿部はおかしくないぞって膨れた。
それがなんとも可愛くて、阿部をギュッと抱き締めた。
「なっ何すんだよっ!」
「俺、キスしたい。」
「バッ…馬鹿かお前は!そんな宣言あるかよっ」
腕の中で阿部がジタバタとして、だけど今はそれが可愛いと思う。
「俺、阿部とキスしたい。」
「っっ………勝手にしたらいいだろっ!」
「それじゃダメ。」
「はあ?!」
「阿部は…キスしたい?」
「んなっ……」
まるでフリーズしたかのように、阿部は固まって動かない。
「阿部は…どうして欲しい?」
その言葉に、
阿部はまた耳まで赤くなり、
ううっと唸るような声を出した。
「お…俺、キスしたい…して…欲しい…」
十分だった。
そっと、
阿部の唇をふさいだ。
阿部の唇は思っていた以上に、ずっと柔らかくて、
熱を帯びていて。
俺の唇に伝わってくるその熱と、
抱き締めている阿部の身体が小さく震えてるのと。
そんな何もかもが愛おしくて、
離したくなくて。
俺は───。
座っていたベッドに、阿部を押し倒した。
「は…花井っっ」
その声には、焦りと戸惑いが感じられた。
「…嫌?…ならしねぇよ?」
「…花井…その台詞はズルい。」
俺はクスクス笑いながら、
もう一度キスをした。
深く、深く───
「んっ…はな…いっ…」
時折漏れる阿部の声に、
俺の身体も熱くなる。
ずっとずっと───
こうしたかった。
阿部を抱き締めて、押し倒して、
阿部の気持ちが俺の向いていることを確認したかった。
今俺の腕の中にいる阿部は、
間違いなく、
俺の阿部だ。
焦る気持ちを抑えながら、
阿部の首筋にキスをした。
「あっ…」
逃げようとする身体を押さえて、
阿部に囁く。
「俺、すげぇ好き。阿部が好き。」
「…花井……俺も…」
ガチャッ
「お兄ちゃーん!ただいまー!!」
「おみやげ買ってきたよー!!」
「なっ…お前らっ、いきなり入ってくんなよ!!」
「あー阿部さんだ!いらっしゃーい!」
「そっかぁ、阿部さん来るからお出掛けしなかったんだねぇ。」
「うるさいって、お前らっ!」
「きゃーお兄ちゃんが怒ってるー!」
「おみやげあげないんだからねっ」
「いらねぇよっ!ほら、勝手に部屋に入ってくんなって!」
「ただいま、梓。あら、阿部君。いらっしゃい。」
「…お邪魔してます。」
「何?2人とも顔赤いわよ?」
「「えっ?!」」
「今日は暑いからね、エアコンつけなさいよ。後で飲み物持ってくるから。じゃあ阿部君、ゆっくりしてってね。」
「あ、ありがとうございます。」
再び。
2人きりの部屋。
暫しの沈黙。
玄関の開く音に、咄嗟に飛び起き難を逃れた(苦笑)俺達は、
なんだか気まずい雰囲気いっぱいで。
「…賑やかな家族だな。」
「賑やかって言うか、うるさいんだよな。」
お互いに顔を見合わせて、
同時に吹き出した。
なんだかすごく勿体ない気もしたけど、
阿部の笑顔を見ていたら、まあいいかって思えた。
何よりも、誰よりも、
大切なのは阿部で、
阿部の気持ちで。
それが確かめられたのは俺にとっては重要なこと。
「続きは今度、部室でな。」
「ばっ…花井っ!」
すぐ真っ赤になってしまうけど、嫌じゃないくせに…素直じゃないよな。
正直にそう言ったら、
阿部にげんこつを食らった。
はい、長かったですね~すいませんでした。
これ、
何が書きたかったといいますと、阿部に「キスして欲しい」って言わせたかった・・・
それだけです、本当に(笑)
たったそれだけがこんだけ長くなっちゃうのは・・・だらだら書く癖がついてんでしょうね。
反省。
そして最後まで行かせてあげないのは・・・
ふふふ、ヘタレだから・・・花井がではなく、私が(泣)
でも、ハナベ、いいよね!!
また書きたいな。
イラストも描きたいなっ!!
楽しみにしてた。
「今度の日曜に家族みんなで出掛けようなんてうっとおしいこと言うから、俺パスって言ったんだ。そしたら怒る怒る。有り得ねぇよなぁ。」
「行くのか?」
「へ?」
「お出掛け。」
「まさか、行かねぇよ。」
「…じゃあ…その日俺、お前んち行ってもいいか?」
「…え?」
期待するなと言う方が無理だろ、この場合。
うちに誰もいないと分かってて、うちに来るんだから。
だからホントに期待してたし、楽しみにしてた。
なのに。
阿部のヤツ、うちにはもの凄いしかめっ面でやって来て、
部屋に入るとベッドの端に座り、側に置いてあった野球雑誌を読み始めて…
「あの…阿部?」
「…何だよ。」
「…いえ……何も。」
不機嫌のオーラをまとった阿部に、これ以上近付くことなんて出来ねぇって(泣)
今は三橋の気持ちが良く分かる。
いやいや、期待した俺が馬鹿なんだよな。
何しろ阿部はめちゃくちゃ照れ屋で意地っ張りで。
多分…俺が思っている以上にずっとずっと。
今のこの状態が、阿部の精一杯なのかもしれないな。
…可愛い…阿部のヤツ(笑)
ちょっとだけ、いたずら心に火が点いた。
「その雑誌、先月号だよ。今月号はあっちだな。」
「え?どこ?」
「その脇にある本棚。」
ベッドの脇にある小さなボックスケースを指差した。
阿部が覗き込む。
「どこだよ。ねぇぞ?」
「あれ?そんなはずないけどなぁ。」
俺も覗き込む。
「ねぇだろ?」
「ホントだ~どこやったっけな~。」
わざとふざけた言い方をする。
阿部がムッとして俺の方を見た。
「何だよ、お前っ……!!」
阿部の顔が一瞬にして真っ赤に染まった。
そりゃそうだろ。
すぐ目の前に俺の顔があるんだから。
「何?どしたの?」
更に顔を近付けると阿部はそのままフリーズしてしまったかのようで。
俺は胸の中でニヤリと笑って、
「そんな顔してっと、キスしちまうぞ。」
と、何食わぬ顔で言った。
阿部が声にならない声で何やら叫んでいる。
まあどうせ、
「何考えてんだ!?」
とか、
「エロ坊主!」
とか(否定出来ないし)、
言ってんだろうけど。
真っ赤な顔で騒いでも、可愛いだけだから逆効果なのに、本人気付いてないからなぁ…。
ごめん、ごめんと言いながら、ちゃんと今月号を差し出す。
阿部はひったくるように雑誌を取り、背中を向けてしまった。
怒らせちゃったかな、やりすぎたか。
でも、
キスしたいのは、ホントなんだけど。
小さくため息をついて、なんか飲み物でも持ってくるか、と立ち上がりかけた時。
「…いい…よ。」
「え?」
背中を向けたままの阿部。
「阿部、なんか言ったか?」
ゆっくりと阿部が振り返った。
俯いているから表情までは分からないけど、顔が真っ赤なのは分かった。
「花井が…キス、したいなら…いいよ。」
「!!」
心臓が、バクンッと鳴った。
聞き間違い…じゃない?
今阿部なんつったんだ?
キスしていいって…ええっ?!
「えっと……阿部?」
「何回も言わすんじゃねぇぞ。」
ええーー?!
何で不機嫌オーラが出てるんですか、阿部くん(泣)
ちょっと凹みつつ、座ったままで阿部に近付いた。
短い沈黙。
だけど、すごくすごく長く感じた。
唾を飲み込む音が、ゴクリと生々しく聞こえた。
阿部の肩に手を触れる。
ビクッと揺れた。
途端。
ガバッと顔を上げて阿部が言った。
「やっぱ……なしっ!」
「はぁ?」
ジタバタと真っ赤な顔で何やら抵抗を始めた。
俺としては、
当然キスしたいし、ここまで煽られて引っ込みなんかつくかって思うし。
でも、
阿部がちゃんとちゃんと、そうしたいって言ってくんなきゃ、
そうでないと意味がないような気がしてて。
それから…
何より阿部に嫌われたくなくて。
ふうっと天井を仰ぎ見上げて、ガチガチに緊張していた身体の力を抜いた。
「そうか、分かった。」
ニッコリ笑ってみせた。
「俺、阿部が嫌なことはしねぇから。」
阿部の髪に手を触れて、ゆっくりと撫でた。
「ごめんな。」
そう言うと、阿部が上目遣いで俺を見た。
何だかちょっと、機嫌悪そうなのは気のせいか?
「花井は…」
「え?」
キッと睨むように俺を見る阿部。
「いつも余裕があって、大人なんだな!」
「はあ?!」
何だよそれ、意味が全然分かんねぇけど?!
「花井は…花井は…俺とキス…したくねぇのかよ…。」
「そりゃしたいけど、阿部が嫌なら…」
「だからっ!!」
阿部が俺の腕を掴む。
「それが大人だっつってんだよ!!」
な…何?
阿部の言いたいことが今一つ分からずにぱちくりしていると、
阿部は手にグッと力を入れた。
「いっつも花井は余裕あって、俺みたいに…いっぱいいっぱいじゃなくて…」
「え?」
阿部は…いつもそんな風に思ってたのか…。
なのに俺は…阿部のこと、全然分かってなかったんだな…。
阿部は俺の胸におでこをくっつけた。
「俺ばっかジタバタしてて…カッコわりぃ…」
「…んなこと、ねぇよ。」
ハッと阿部が顔を上げた。
「気付いた?」
阿部が確かめるように、そっと俺の胸に手を当てた。
「俺だって、いっぱいいっぱいなんだよ。」
バクバクと鳴る心臓は、阿部に俺の気持ちを伝えるのに十分だった。
俺も。
阿部も。
いつもいっぱいいっぱいで。
上手く普通に出来ない阿部は不機嫌で、
阿部に嫌われたくない俺は必死で普通にしてたんだ。
俺達、
なんか空回りしてたんだな。
そう思ったらなんだかおかしくて。
フフッて笑ったら、阿部はおかしくないぞって膨れた。
それがなんとも可愛くて、阿部をギュッと抱き締めた。
「なっ何すんだよっ!」
「俺、キスしたい。」
「バッ…馬鹿かお前は!そんな宣言あるかよっ」
腕の中で阿部がジタバタとして、だけど今はそれが可愛いと思う。
「俺、阿部とキスしたい。」
「っっ………勝手にしたらいいだろっ!」
「それじゃダメ。」
「はあ?!」
「阿部は…キスしたい?」
「んなっ……」
まるでフリーズしたかのように、阿部は固まって動かない。
「阿部は…どうして欲しい?」
その言葉に、
阿部はまた耳まで赤くなり、
ううっと唸るような声を出した。
「お…俺、キスしたい…して…欲しい…」
十分だった。
そっと、
阿部の唇をふさいだ。
阿部の唇は思っていた以上に、ずっと柔らかくて、
熱を帯びていて。
俺の唇に伝わってくるその熱と、
抱き締めている阿部の身体が小さく震えてるのと。
そんな何もかもが愛おしくて、
離したくなくて。
俺は───。
座っていたベッドに、阿部を押し倒した。
「は…花井っっ」
その声には、焦りと戸惑いが感じられた。
「…嫌?…ならしねぇよ?」
「…花井…その台詞はズルい。」
俺はクスクス笑いながら、
もう一度キスをした。
深く、深く───
「んっ…はな…いっ…」
時折漏れる阿部の声に、
俺の身体も熱くなる。
ずっとずっと───
こうしたかった。
阿部を抱き締めて、押し倒して、
阿部の気持ちが俺の向いていることを確認したかった。
今俺の腕の中にいる阿部は、
間違いなく、
俺の阿部だ。
焦る気持ちを抑えながら、
阿部の首筋にキスをした。
「あっ…」
逃げようとする身体を押さえて、
阿部に囁く。
「俺、すげぇ好き。阿部が好き。」
「…花井……俺も…」
ガチャッ
「お兄ちゃーん!ただいまー!!」
「おみやげ買ってきたよー!!」
「なっ…お前らっ、いきなり入ってくんなよ!!」
「あー阿部さんだ!いらっしゃーい!」
「そっかぁ、阿部さん来るからお出掛けしなかったんだねぇ。」
「うるさいって、お前らっ!」
「きゃーお兄ちゃんが怒ってるー!」
「おみやげあげないんだからねっ」
「いらねぇよっ!ほら、勝手に部屋に入ってくんなって!」
「ただいま、梓。あら、阿部君。いらっしゃい。」
「…お邪魔してます。」
「何?2人とも顔赤いわよ?」
「「えっ?!」」
「今日は暑いからね、エアコンつけなさいよ。後で飲み物持ってくるから。じゃあ阿部君、ゆっくりしてってね。」
「あ、ありがとうございます。」
再び。
2人きりの部屋。
暫しの沈黙。
玄関の開く音に、咄嗟に飛び起き難を逃れた(苦笑)俺達は、
なんだか気まずい雰囲気いっぱいで。
「…賑やかな家族だな。」
「賑やかって言うか、うるさいんだよな。」
お互いに顔を見合わせて、
同時に吹き出した。
なんだかすごく勿体ない気もしたけど、
阿部の笑顔を見ていたら、まあいいかって思えた。
何よりも、誰よりも、
大切なのは阿部で、
阿部の気持ちで。
それが確かめられたのは俺にとっては重要なこと。
「続きは今度、部室でな。」
「ばっ…花井っ!」
すぐ真っ赤になってしまうけど、嫌じゃないくせに…素直じゃないよな。
正直にそう言ったら、
阿部にげんこつを食らった。
はい、長かったですね~すいませんでした。
これ、
何が書きたかったといいますと、阿部に「キスして欲しい」って言わせたかった・・・
それだけです、本当に(笑)
たったそれだけがこんだけ長くなっちゃうのは・・・だらだら書く癖がついてんでしょうね。
反省。
そして最後まで行かせてあげないのは・・・
ふふふ、ヘタレだから・・・花井がではなく、私が(泣)
でも、ハナベ、いいよね!!
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カテゴリー
プロフィール
HN:
サマンサ
性別:
女性
自己紹介:
この年になって(いくつだよ)
再びONE PIECEに大ハマリ(泣)
そんなこんなでおお振りにもハマリ・・・(号泣)
ただいまお絵かき猛勉強中。
ゾロスキー、花井スキーであること以外にこだわりはなし。
どんなカップリングでも「このゾロいい!!」
または「この花井いい!!」と思えばOKです。
無節操なことこの上なしw
再びONE PIECEに大ハマリ(泣)
そんなこんなでおお振りにもハマリ・・・(号泣)
ただいまお絵かき猛勉強中。
ゾロスキー、花井スキーであること以外にこだわりはなし。
どんなカップリングでも「このゾロいい!!」
または「この花井いい!!」と思えばOKです。
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