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ウソです。
おお振りネタなのは本当です。
仕事中に降ってきて、帰ってからざざーーーーと書いたSSです。
おお振りなのにサイトにアップするのはなんだから、こっちにアップします。
カテゴリーも分けたので、読みたくない人はスルーでよろしくw
じゃあ、OKな人はつづきからどうぞ!!
『その背中に手は届くのか』
その背中は、追い掛けても追い掛けても届かなくて。
近付いたかと思ったら、俺の手を霞めてまた遠く離れてしまう。
俺はいつまで経っても追い付けないのか?
田島。
お前はどうして、そんなに強いんだ?
「田島が誰を目標にしてるかって?」
モモカンと話をしていて、ふとこんなことを聞いてしまった。
「あ!いや、なんでもないっす!!」
「はーなーいー。なんでもなくないからつい口に出たんだろ。」
しまった…モモカンには敵わない。
「いや…俺は田島を目標にして、追い掛けて。
正直全然追い付けないから目標としてどうなんだろうとも思うけど。
でも、目の前にアイツいるから、俺は頑張れる。
だけど、田島はどうなんだろうってこの間の埼玉高戦の時に思ったんです。」
「なるほどな。」
腕を組んで聞いていたモモカンの顔が…ニヤケていた。
ああ、やっぱり言いたくなかった…。
「それで?」
「え?ああ…田島って、どうやって上手くなってんのかなって思って。」
モモカン。
顔が怖いぞ、何企んでる顔だ、それは。
「田島が上手い理由、それは天性のセンスってやつだな。」
うん、それは分かっている。
田島って色んなこと恵まれてるなって思う。
「でもそれだけじゃない。」
モモカンが、俺の顔を覗き込む。
「それは、負けん気の強さだ。」
「負けん気?」
そんなの、スポーツやってるヤツならみんなそうじゃないのか?
「田島の負けん気の強さは半端じゃない。打つと決めたら打てるまでこだわる。しかも、」
「しかも?」
「あれは恐らく無意識だ。」
無意識?!
「本人も分かってないだろうな。」
なーにー?!
「田島は打てたら面白いからやってるんだろう。」
カラカラと笑うモモカン。
そんなのそんなの、敵う訳ないだろー?!
顔が引き攣る。
「だけどな、花井。」
「はい?」
「追われる立場からして、追って来る存在が気にならないと思うか?」
「…気に…なると思います。」
モモカンがまたニヤリと笑う。
「そうだ、田島から見たら、レベルを上げて来る花井の存在は気になるよな?」
田島が俺を気にする?!
「負けん気の強い田島だ。追い付かれまいと練習するよな?」
「それって…」
「追われる人間にとって、追って来る人間は重要だ。それこそが、上達する鍵になる。」
モモカンが俺を指差す。
「つまり、田島が上達する鍵は花井なんだよ。」
俺?!
「ま、ライバルってやつだな。」
ライバル!!
モモカンの言葉を聞いた途端、カァっと身体が熱くなってなにかが込み上げてきた。
ジワッと涙ぐむのが分かった。
慌てて拭ったけど。
少し驚いたような顔をしてから、ニヤリとまたまた笑うモモカン。
「花井!青春だな!!」
と背中をバンと叩かれた。
「はあ??」
「頑張れよ~!」
手をヒラヒラさせて、練習に戻って行ったモモカン。
よくわからないけど、何だかすごくやる気出て来たし、すっきりした。
うん、モモカンの監督の資質ってすごい。
いくら追い掛けても、届かないあの背中は、追い付かれまいと、走り続けてるんだ。
そりゃ簡単じゃないよな。
田島。
やっぱお前スゲェ。
尊敬するよ。
でも、だからこそ追い付きたい。
その背中に触れたい。
いつかその肩を掴んで振り向かせたい。
その時のお前の顔、見物だな。
やるぜ、俺は。
田島。
覚悟しとけよ。
花井くんが田島くんを一生懸命追っかけてるのってなんかいいよね~~~~!!
って思ってたら、降ってきたんだよ、これ。
モモカンの「青春」って単語で、色々分かっていただける方は、かなり読んでますね、
「おお振り」を(笑)
あ、今日は阿部くんの誕生日だそうです。
阿部くんおめでとう!!
ってことで、P-BBSで阿部くん、描いてみました。
よかったら見てやってくださいなw
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再びONE PIECEに大ハマリ(泣)
そんなこんなでおお振りにもハマリ・・・(号泣)
ただいまお絵かき猛勉強中。
ゾロスキー、花井スキーであること以外にこだわりはなし。
どんなカップリングでも「このゾロいい!!」
または「この花井いい!!」と思えばOKです。
無節操なことこの上なしw