[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
485話ネタバレ的な話です。
感謝祭のお頭とひかるこさんとチャットしたときに(結構前の時ですな)
あの回のゾロの行動は、ゾロスキーとしてはどうなの?
って聞かれまして・・・
その時に浮かんだ話です。
と言うわけで、読んでやってもいいよって方は
したからどうぞ!!
「告白と決意」
穏やかな波の夜、久し振りに不寝番となったゾロは、一人見張り部屋にいた。
あの日、スリラーバークで瀕死の重症を負い、チョッパーから絶対安静を告げられたため、しばらくの間は免除されていたのだ。
だが、ゾロにとって不寝番は、ゆっくり酒を楽しむ唯一の時間なのだ。
ゾロはようやく訪れたこの時間を十分に味わっていた。
決して、仲間といることが苦痛なわけではない。
ただ、ゾロ自身、一人でいることが長かったから、ふと一人になりたいと思う…それだけだった。
「…誰だ?」
気配がある。
チョッパーか?まずいな、まだ酒の許可は出ていない。
見つかったら何かと面倒だ。
思案にくれるゾロの前に現れたのは、全く想像もしていなかった人物だった。
「さすがね。見つからない自信はあったんだけど。」微笑む…ニコ・ロビン。
「お前…なんか用か?」
「あら、随分ね。用がなくちゃいけないかしら?」
フフフ、とロビンは笑った。
エニエス・ロビーの一件以来、よく笑うようになったな…とその笑顔を見ながらゾロは思った。
「用もねぇのにお前が俺に話かけてくる方が変だろうが」
普段からルフィにあれだけくっついて、他のクルーには目もくれない(アホコックなんざいつも撃沈だし)ロビンだ。
何か裏があると思うのが自然だろう。
「手厳しいわね」
そう微笑むロビンは…アホコックでなくても見惚れてしまうほど美しい。
「聞きたい…ことがあるの」
「聞きたいこと?俺にか?」
ロビンはうなずき、少し間を置いて
「どうして…命を賭けて、剣を捨ててまで、ルフィを生かそうとしたの?」
「!!」
ゾロの表情が険しくなる。
何故ロビンがそのことを知っているんだ…?
「…コックから聞いたのか…」
「いいえ、違うわ。」
表情を変えないロビン。
「じゃあなんで…」
答える変わりに、ゾロの目の前の酒のコップから突然目が現れた。
「おわっ!…そ、そういうことか…」
こいつには隠し事なんて無意味だってことか…
しばらく沈黙が続き…ゾロは意を決したかのように話始めた。
「何故、と聞かれれば、正直よく分からねぇ。」
「分からない?」
「ああ」
ゾロは大きくため息をついた。
「何故ルフィのために、一味のために、己の野望や命まで投げ捨てようとしたのか。」
ロビンは静かにゾロを見つめていた。
「俺は、俺の野望のために海賊になった。
世界一の大剣豪。
親友との約束だ。
何としてでも何が何でもなる。
それが例え『悪名』だったとしてもだ。」
ゾロは不思議な感覚だった。
何故、ロビンにこんな話をしてるんだろう…いつもみたいに適当にはぐらかせばいいものを…そう思いつつも話し続けた。
「だが、『世界一の大剣豪』は強ければそうなのか?
仲間を守ることも出来ず、自分可愛さに仲間を売るようなことをして手に入れた強さは、本当に世界一のものなのか?
ましてや、俺が唯一俺の上に立つことを許した『モンキー・D・ルフィ』を失ってまでだ。」
そこまで一気に話すと、ゾロはなんだかすっきりとした気分になった。
コップの酒を呑み干して、大きく息を吐いた。
「ルフィを…失いたくなかったのね。」
「…ああ、そうだな。」
酔いが回ったのか、いつもとは裏腹な物言いの自分にゾロは少し驚いた。
が、それも悪くないと自然に笑みがこぼれる。
ロビンは静かに微笑んでいる。
ふと、テーブルから手が出てきて酌をしてくれた。
この能力は何度見ても慣れねぇなぁ…そんなことを思いながら、少しだけロビンに感謝した。
海賊王になる男、モンキー・D・ルフィ。
『俺はやつを海賊王にする。』
ホントはね、私これを漫画で描きたかったんですよ。
と言うより、イメージは映像で出てくるけど、文章でって言われると・・・・
漫画で描くって言っても、そんな画力はないし、でも早く何か形にしたいし、
そんな訳で、SSになっちゃいました。
正直、しんどかった・・・
その割りに・・・って思った方。
あなたの感想は正しい(どーーん)
05 | 2025/06 | 07 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 |
再びONE PIECEに大ハマリ(泣)
そんなこんなでおお振りにもハマリ・・・(号泣)
ただいまお絵かき猛勉強中。
ゾロスキー、花井スキーであること以外にこだわりはなし。
どんなカップリングでも「このゾロいい!!」
または「この花井いい!!」と思えばOKです。
無節操なことこの上なしw