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ONE PIECEが好き!剣豪が大好き!!かなり剣豪に偏った腐り気味(気味?)なブログです。時々おおきく振りかぶったりもしてます(笑)
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はい、フラロビの続きです~~
思っていたようになかなか書けなくて、ちょっと苦戦した。
ちょっと・・・いやかなり(泣)
まあそんな感じのお話です。
つづきからお願いします。

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『始まりは彼女から(RobinSide)』


「存在することは罪にはならねぇ。」

あの人はそう言った。
生きていることが罪だと言い聞かせ、死を受け入れていた私に
「そいつは間違ってる」
と、真正面から否定されたような気がした。

カティ・フラム。
またの名を『フランキー』。

彼もまた、世界政府によって人生を狂わされた人間の一人。
ルフィに加勢することで、狂わされた時を巻き戻そうとしていた。
もちろん、失われたものは戻らないけれど、過去の自分と決別する、
エニエス・ロビーでのフランキーの戦いは、そんな意味があったのだと思う。

彼と共に戦ったあの橋の上で、
「私はもう、一人じゃない。」
そんな充足感があった。
思うように戦えない私を守りながら戦ったフランキー。
そんな彼に惹かれるようになっても、不思議じゃないわよね。

だから…

「大体はオメェなんちゅう呼び出し方をするんだ!」
「あら、随分早かったわね。」
見張り部屋に飛び込んできたのはフランキー。
呼び出しをしたのはついさっきだから…随分と早いわね。
サイボーグだからかしら?
「あのなぁ…」
額に手を当てて、大きく息を吐いた。
「何かしら?」
「普通寝てる人間にだ、しかも首に、クラッチかけて無事に生きているやつはそうはいねぇぞ!?」
早口で彼はまくしたてた。
「貴方生きているじゃない?」
「俺はサイボーグだ!!」
何を怒っているのかよく分からないけど…
謝った方がいいのかしら?
「私が悪かったわ、ごめんなさい。」
意外だったのか、少し驚いた顔をした。
「い、いや…わかりゃいいんだよ…」
「次は腕にしとくわ。」
「だからオメェは技から離れろって!!」

また怒らせてしまったわ。
なかなか難しいものね、男性って。
大体どんな風に呼び出すのが普通なのかが分からない。
今までしたこともない。
困ったわね。

「全く、何考えて俺を呼び出すのか知らねぇが、横着な呼び出し方すんなよな。」
「横着?私が?」
それは心外だわ。
「これって結構大変なのよ。」
辺り一面に私の手の花が咲く。
見えない場所に咲かすのは、もっと大変。

「だから!そういう意味じゃねぇよ!強制的に呼び出すなっつってんだよ!」

意味が分からない。
一番分かりやすくて、無駄がないように思ったのに。
首を傾げた。
フランキーも少し考え込むような表情をした。
私は…私は貴方と話がしたい、それだけなのに。

不意に、フランキーの大きな手が私の手を握った。
驚いている私にフランキーは少し間を置いて言った。
「オメェの技はスゲェと思う。なんつうか、綺麗だしな。
でも俺は…咲かせていねぇ、オメェのこの手で呼び出して欲しいんだ。」
「フランキー…」
「俺に来て欲しいと思う見張り番の日は、俺の腕に手を触れろ。一度でいい。
そうしたら俺は必ず…ここに来る。」
ドキドキする。
嬉しくてたまらない。
私の想いが受け入れられた、そんな感じがした。
「分かったわ、貴方の腕に触れればいいのね。」
するとフランキーはいたずらっぽく笑い、
「他のヤツにみつからないようにな。それもドキドキの材料だ。」
「スリルってことね。」
ニヤリ、とフランキーはわらった。

それから、私達は何をする訳でもなく、海を眺めて、たまに一言二言話して過ごした。

夜明けが近くなり、そろそろサンジくんが朝食の支度に起きてくる頃。
「そろそろ、戻らねぇとな。」
「そうね。」
フランキーが部屋を出ようとして、立ち止まった。
「どうかした?」
振り向く、フランキー。
「見張り番の日じゃねぇ時に、その…俺に会いたくなったら、今までみたいに呼び出せよ。」
意外な言葉に声が出ない。
あんなに怒っていたのに。
「ただし!腕にな!」
ニヤリと笑う彼に、こちらもおかしくて笑ってしまった。
「ええ、そうさせてもらうわ。腕にね。」

彼が部屋を出た後も、くすぐったい感覚が残る。
あの二十年の間には、味わうことが出来なかった。
でも、今は…。
満たされた想いで、夜明けの海を眺める。

「ロビンちゃ~ん!モーニングコーヒーいかがですか~!」
「ありがとう、いただくわ。」
少し多目に貰おう。
後で彼にも分けてあげたい。
ああ、それよりもコーラの方がいいのかしら。
そんな風に考えることは、きっとフランキーも同じだろうと思うと、自然に笑みがこぼれる。
一緒にいたい。
側にいて欲しい。
きっと今夜も彼にクラッチをかけることになる。
もちろん、腕にだけど。

 

 


すげーー苦労した。
ロビン編って難しかった。
で、ロビンがちょっと壊れ気味(笑)
結果、出来上がってみたら面白かったけどね。

余談ですが、この話に行き詰ってるとき、
ゾロウソの妄想してみたんですよ。
なんとなく、形になってきて、
「こっちの方が話できるの早いかも」
なんてのんきに思ってて。
よくよく考えてみて気が付いたんだけど
あのゾロウソの時間軸ってそろそろゾロ誕なんですよ。
そう思ってたら、妄想はもうゾロ誕あたりで(笑)
そんなんでも今頃アップしていいんかいな?
素朴な疑問。
まあ、いいんだろうけどw


 

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無題
アダルティなカップルに大喜び!!
ああ、ロビンちゃんがかわいいvv わたしは基本ロビ×ウソ推奨だったんですが、ふむ。ロビ×フラもかなりイイねえ! 恋にとまどうロビンちゃんが乙!!!
ひかるこ 2008/07/26(Sat)23:12:09 編集
でしょ!
私もロビウソ好きなんだけど、フラロビも捨てがたい!!
あの夫婦漫才っぷりにかなり惹かれますww
サマンサ 2008/07/27(Sun)17:18:40 編集
お久しぶりです♪
うわぁ~~ロビンちゃんかわうい~~~(メロリ~ン)
人にクラッチかましといて“謝った方がいいのかしら?”ってwww
ゾロウソもすっごく楽しみですが、フラロビもぜひ又書いてください!!
緋乃 2008/07/31(Thu)09:49:51 編集
無題
ロビン壊れ気味になっちゃった気がするんですが、
喜んでもらえて(?)よかったですw
うん、フラロビ大好きなんで、ネタがあれば書きます(それが問題)
サマンサ 2008/08/02(Sat)00:22:53 編集
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プロフィール
HN:
サマンサ
性別:
女性
自己紹介:
この年になって(いくつだよ)
再びONE PIECEに大ハマリ(泣)
そんなこんなでおお振りにもハマリ・・・(号泣)
ただいまお絵かき猛勉強中。
ゾロスキー、花井スキーであること以外にこだわりはなし。
どんなカップリングでも「このゾロいい!!」
または「この花井いい!!」と思えばOKです。
無節操なことこの上なしw
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