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ONE PIECEが好き!剣豪が大好き!!かなり剣豪に偏った腐り気味(気味?)なブログです。時々おおきく振りかぶったりもしてます(笑)
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ゾロウソな続きですw
気が付いたらもうこんなに書いてますね。
私にしてはすごいんじゃない?
(ただの自己満足)
一人走り始めたゾロを持て余しつつも(泣)
今回はその後のウソップ視点なお話です。
では、続きからどうぞ!!

拍手[0回]


『発信』



「ウソップ、お前何してるんだ?」
ルフィの声に我に帰った。
目の前にルフィがいる。
よく思い出せないが、家まで帰って来て、玄関の前で立ち尽くしていたようだ。
「ああ、ルフィ…ただいま。」
「あ?んーおかえり。」
ルフィが首を傾げている。
「今日は図書館の日じゃなかったのか?」
ドキンッ
胸が痛くなる…
「今日は…ちょっと…」
「ん…そか」
ルフィはそれ以上何も聞かなかった。
こういう時のルフィは、俺から話さない限り何も聞いてはこない。
気が付いてるんだろうと思う、何かあったんだなと。
それでも詮索するようなことはしない。
ルフィの優しさを感じる。
いつもはそんなルフィに甘えて、何でも話してしまう俺だが、
今回は話すことが出来そうになかった。
どう話したらいいのか、全く分からなかった。
俺のゾロへの想い。
ゾロの行動の真意。

 

そんなモヤモヤした気持ちのまま、床についた。
俺とルフィは同じ部屋で、ベッドは二段ベッド。
上がルフィで下が俺。
一緒に住むことになった時、ルフィの提案でそうなった。
ルフィと兄弟になったみたいで、嬉しかったっけな。
安堵感も手伝って、よく眠れるようになったんだが、
今夜は眠れそうになかった。
ルフィが寝ている上段の床を見つめながら、
もう寝ただろうか…そんなことを考えていた。
そして、何度したか分からない寝返りを打った時、
「ウソップ、起きてるんだろう?」
ルフィの声が聞こえた。
「ああ…起きてるけど…」
ルフィが寝返りを打つ音が聞こえた。

「あんな、俺は…何があってもウソップの味方だから。」

体が震えた。
熱いものがこみあげてくる。
ルフィなら、分かってくれるのかもしれない。


それから俺は、ポツリポツリと話始めた。
ゾロのことは好きだが、それを恋愛感情と認めてしまうのが怖いこと。
周囲に受け入れてはもらえない想いだということ。
ゾロに迷惑を掛けたくない気持ちが強いこと。
ゾロの真意が分からないこと。
その行動の意味も。


ルフィは黙っている。
やはりルフィにも分かってはもらえないか…。

「すまん、ルフィ。変なこと言って…忘れて…」
「知ってたよ。」
「え?」

ゴソゴソと音がして、ベッドからルフィが降りてきた。
慌てて俺も起き上がった。

「そのゾロってやつが好きなんだって知ってたよ。」
ルフィがシシシと笑う。
「ウソップのことで分からねぇことはないからな!」
「ルフィ…」
「俺はさ、ウソップのしたいようにすればいいって思う。」
ルフィは笑顔のまま話始める。
「難しいことはよくわかんねぇ。
でもウソップ、そいつの話をする時はいつも『コイ』する目だった。
俺、嬉しかったんだ。
ウソップいつも自分を抑えたりするから、自分の感情を押し殺したりするから。
ウソップが『好きな人』のこと話すなんて初めてだったし。
だからそいつもウソップを好きだといいなって思ってた。」

ルフィの意外な告白にただ驚いた。
そんな風に思ってたなんて。
ルフィの手が俺の頭をクシャクシャっと撫でた。
「ウソップ、考え過ぎ。もっと素直になればいいんだよ。」
そして、ニカッと笑った。
ルフィの笑顔を見ていたら、悩んでいた自分が小さくなっていくのが分かった。
「ありがとな、ルフィ。」
急に、ゾロの声が聞きたくなった。
よく考えてみたら、突然帰っちまうなんて悪いことしたよな…。

「ん?ルフィ、どこ行くんだ?」
部屋を出ようとするルフィ。
「俺、エースの部屋で寝るからさ。」
「ええ?!なんでだよ??」
「まだ起きてんじゃねぇか?ゾロってやつ。」
「!」
12時か…確かにそうかもしれねぇが…
「携帯、してみろよ。」
「え?!今から??」
ルフィがまたニカッと笑った。
「おやすみ!ウソップ!」
「お、おい…」

バタンッ

ルフィって…意外とお節介なのかな…
それに、俺ってそんな分かりやすいのか?


部屋に一人残された俺は、鞄から携帯を取り出し、ゾロの番号を眺めた。
発信を押せば、ゾロにつながる。
そう思うと、ドキドキしてなかなか押すことが出来ない。

「っつーか、乙女かよ、俺は!」
自分にはっぱを掛けて、発信を押す。
押した瞬間、心臓がドクンと鳴った。
ルフィ、俺、どうなんのかな…?

呼び出し音を聞きながら、そんなことを考えていた。

 



でたよ!!ルフィ!!
ウソップの一番の理解者です。
ルフィがどーーーーんとウソップ君を押してくれましたねw
で、転がっていきました、ウソップ(笑)
今回ゾロ君は悶々としていただきました(今にいい思いさせてあげるからww)

でもこれで7話目なんだよね。
今9話目書いてるけど・・・・妄想って終わらないんだよな~?!
どうしたもんでしょう(笑)

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無題
乙女だーー!!
このもどかしい感じがくせになりそうです。
しばらくこの感じを楽しみたい!その一方で早くゾロにいい思いをさせてあげて欲しい気持ちも…(ただのゾロ馬鹿)
続き楽しみにしてますvv
緋乃 2008/06/21(Sat)16:35:35 編集
出たー!
ウソップの理解者、ルフィ登場!!
でも、ゾロルが出会って運命の恋に翻弄されるのもオイシイなあ…。棘の道に苦悩する青春! ルフィはゾロと出会ったらドウなるのか興味津々ですvv
ひかるこ 2008/06/21(Sat)20:22:43 編集
妄想は続くよどこまでも。
ルフィ、なんてイイ子なの…っ。
(所詮私はルフィスキー・笑)
私はウソップとルフィの友情関係も大好物なので、
このエピソードはとても嬉しかったですv
乙女ツッコミをするウソップもかわいいなぁv
サマンサさんのキャラは歳相応が魅力的だと思いますデス。
ねづみ 2008/06/21(Sat)21:39:37 編集
反応うれしーー!
☆緋乃さん
 ゾロ馬鹿歓迎です!!w
 この何年前のストーリー展開?!的な感じに共感ありがとうございます!!
 
☆ひかるこさん
 やっぱ生粋のゾロルラーですなぁww
 ルフィとゾロ出逢わしたら話終わらなくなっちゃうよw
 いっそライフワーク?!

☆ねづみさん
 ホントはねールフィもウソップ好き設定にしようかなって
 随分悩んだんですよーー(ウソップ総受w)
 でもなぁ~~~・・・・これまた話が終わらなくなる(泣)
 そんな長い話書けっこないので(今でもいっぱいいっぱい)
 イイ子のルフィになっちゃいましたww
 
 
サマンサ 2008/06/22(Sun)06:22:10 編集
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プロフィール
HN:
サマンサ
性別:
女性
自己紹介:
この年になって(いくつだよ)
再びONE PIECEに大ハマリ(泣)
そんなこんなでおお振りにもハマリ・・・(号泣)
ただいまお絵かき猛勉強中。
ゾロスキー、花井スキーであること以外にこだわりはなし。
どんなカップリングでも「このゾロいい!!」
または「この花井いい!!」と思えばOKです。
無節操なことこの上なしw
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