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やっと一歩踏み出した感のあるお話かと思います。
うーーん、なんかホント、ノリは少女漫画だよな~~って
今更ですが思ってますww
図書館ってとこがすでにあれですよね(あれでしょあれ)
と言うわけで、今回もダラダラといきますw
つづきからどうぞ!!
『自覚』
ウソップと話すようになってから、俺は確実に変化していた。
クラスでニコリともしたことがなかった俺が、ナミやサンジの話を聞いて
笑ったりしたものだから、クラスの連中はかなり驚いていたようだ。
同時に、靴箱やら机やらに手紙が増え、放課後に呼び出されることも何度かあった。
以前の俺なら全く相手にしなかったが、今はきちんと断わることも出来る。
サンジが勿体無いとギャーギャーわめくが、別にその気もないのに付き合う方が
どうかと俺は思う。
今は、勉強に力を入れていたい。
それに、ほかの誰よりウソップと一緒に居ることを俺自身が望んでいた。
何故そう思うのか、俺にもよく分からなかった。
他人に興味など持ったこともなかったから…戸惑っているのも事実だった。
そのウソップが、この間からなんだか変だ。
以前は俺が図書館に着く頃にやって来て、帰る時には一緒に帰っていたのだが、
俺よりも早く来て、俺が帰っても残っている。
レポートが進まないから、と言うが、レポートをやってるようには見えねぇし。
かと言って、問い詰めるのも柄じゃねぇしな。
案外、ウソップにとっての俺は、そんな大した存在じゃねぇのかもしれない。
そんなにことを考えてながら、図書館に向かった。
いつもの席に来ると、相変わらずウソップの鞄だけが待っていた。
「ったく、どこにいやがる…」
辺りを見回すと、どこからか小さな声がしてきた。
(ゾロ、ゾーロ)
小声で俺を呼ぶウソップ。
声のする方を見ると、ずっと奥の、普段人が行きそうにない本棚の向こうで、
ウソップが手招きをしている。
「こんなとこで何やってんだ?」
ウソップはニコニコ顔だ。
「驚くなよ~、ホラッ!」
ウソップが本を差し出した。
「こ、これ…」
俺は身内がいないから、剣道をしていた時の師匠が後見人になってくれている。
だからといって、そんなに余裕のある生活をしている訳じゃねぇ。
読みたい本は図書館頼みなのが現実だ。
少し前に、スポーツ医学についての本が入ったと聞いて借りてみようとしたのだが、
どうやら担当司書が本棚を間違えてしまったらしく、ドコにあるのか分からなくなっていた。
期待していただけに、かなりガッカリしたんだが…
その本を、今ウソップが手に持って立っている。
「なんでお前、この本のこと…」
「サンジだよ。」
サンジ?!
「サンジが教えてくれた。ゾロがスゴく残念がってたって。」
サンジがそんなこと・・・いつの間に・・・。
「サンジが言ったんだ、ゾロのこと頼むって。」
「は?何だよ、頼むって。」
ウソップはニッコリと笑って答えた。
「何でもいいじゃないか。俺はゾロのこと頼まれて、引き受けたんだから。」
さっぱり意味が分からなかった。
が、
少なくとも、ウソップにとっての俺は、そんなに軽い存在じゃあなさそうだ。
ん?じゃあもしかして…
「まさかお前、ずっとこれを探してくれてたのか?」
「へへへ、スゲェだろ?だからびっくりすんなって言ったんだよ。」
得意気なウソップ。
「なんだってこんな…大変だっただろ?」
「ん~…」
少し考えてからウソップは答えた。
「楽しかったんだ。ゾロ、喜ぶかな~とか考えながら探してたから。」
照れくさそうに笑う。
「今までゾロが笑顔でいられなかった分、俺が笑顔にしてやりたいんだ。」
何かが、自分の中で変化した。
何かが、関を切ったかのように溢れ出してきた。
抑えることの出来ない、何かが。
俺はウソップの腕を掴んで引き寄せ、強く、強く、抱き締めた。
離さない。
離したくない。
離すことが出来ない。
ずっとずっと、俺の腕の中にいて欲しい。
胸が痛い。
切ない。
今気が付いた。
俺は、ウソップに恋をしていたんだ…。
「ゾ、ゾロ…く、苦し…」
ウソップの声に我に帰る。
お、俺は…何を…
ゆっくり腕の力を抜く、いや、力が抜けていく。
そっと、ウソップが俺から離れた。
うつ向いていて顔は見えないが、耳まで真っ赤になっている。
「お、オイオイ、いくら嬉しいからって、びっくりするじゃねぇか。」
必死で普通を装うウソップ。
だが…ぎこちない。
「じゃあ、本、渡したからな。」
「あ、ああ…」
居心地の悪い、沈黙。
「あの、ウソップ…」
「ごめん、ゾロ。俺、今日は帰るわ。」
胸が痛んだ、さっき以上に。
「待ってくれよ、ウソップ。」
肩を掴もうと手を伸ばした途端、ウソップがビクッと身構えた。
それ以上、どうすることも出来なかった。
「…ごめん…」
絞り出すような声でそう言って、ウソップは走って行った。
「アイツ…一度も俺を見なかった…な…。」
それも当然のことだろう。
なんてことだ、自覚した途端にこれかよ。
「フ…フ…ハ…ハハ…」
笑うしかなかった。
泣きたい気持ちを抑えるためには。
俺は、俺にとって一番大切なものを失ったのかもしれない。
やっちゃったよーーーーーの感ありです(がぼーーん)
自分の妄想を文章にするのってやっぱ難しい・・・。
所詮絵描きか私はって思ったわーーー。
や、絵なら描けるかって言ったらそうでもないんですが(どっちだ)
そうそう。
折角なので、ゾロウソなイラスト描いてますわ。
この作文の表紙になりそうなイメージで。
出来たらまたアップしますね!
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再びONE PIECEに大ハマリ(泣)
そんなこんなでおお振りにもハマリ・・・(号泣)
ただいまお絵かき猛勉強中。
ゾロスキー、花井スキーであること以外にこだわりはなし。
どんなカップリングでも「このゾロいい!!」
または「この花井いい!!」と思えばOKです。
無節操なことこの上なしw